労働トラブルの発生しやすい企業とは

滅多に、お客様とはお酒・食事をご一緒しないのですが、ここ1カ月ほどで数社の経営者様・社長様と同席。
なぜか、その度に言われるのが、
「労働トラブルだけは、発生させたくないわ。桑野さんに顧問やってもらってるし、就業規則も作ってもらったから安心やね。」
と。

なぜ、労働トラブルが表面化するのか?

  1. 職場の人間関係・コミュニケーションが不十分なため
  2. 労働条件が他社と比べて、良いため

社長様にお話しした内容は、次のようなこと。
1.職場の人間関係・コミュニケーションが不十分なため
 とくに大事なのが、最後の言葉。
「売り言葉に買い言葉」になってしまうと、私の経験上ほぼ労働トラブルとして表面化。それは、残業代の未払いで出て来やすいです。例え解雇するのであっても、退職勧奨であったとしても、気持ち良く辞めていただく、そんな気持ちを忘れてしまわないように、お客様にはお願いしています。

 「ガス抜き」できる状態が、ベターです。言いたい事は言える、そういう社内環境は必要です。言いたい事が言えず爆発する、一番アカンパターンです。言い過ぎるのは、別の意味で勘弁して欲しいです。

 顧問の社会保険労務士(大阪社労士事務所の桑野)が、いつも社内にいるわけではないですし、退職勧奨・解雇の言い渡しの現場にいることも少ないですので。社長様・経営者様や拠点の長(支店長、工場長など)次第です!

2.労働条件が他社と比べて、良いため
 「良い会社」なので、会社に残りたいのです。本当の意味でのブラック企業なら、自分から別の進路を見つけるでしょう。とくに専門職の方であれば当然です。それに、社長様・経営者様が、1.と違い『優しい』と発生確率が上がるような気がします。
(最近、医療・福祉関係の社長様との同席が多かったので。)


これだけ話ししていると、ポツリと社長様。
「ウチの労働条件、悪くしようか。ウン…。」

私「人材確保の面からは、そこそこの労働条件にしないと良い人材は来てくれないでしょ。社長も、いつもおっしゃってるじゃないですか。それに、極端な不利益変更は、説明会で説明する私が困ります…。」

社長様「ホンマやなあ。でも、桑野さんに就業規則作ってもらった意味あるの?」
私「就業規則は、あくまで規定・ルールですよ。社長が、社員さんとどう接するのか、規則をどう運用するのか、それ次第ですよ。」

社長様「桑野さん、正直すぎるわ。」

就業規則を教典のように崇める必要はありません。
労働トラブルの予防は、必要最低限のルール(=就業規則、労働基準法等)とその順守と、コミュニケーションだけ。予防防止セミナーに参加する必要性は、ゼロです。

社会保険労務士は、あくまで、外部・第3者として人事労務に関するアドバイスをしています。そして、依頼者様のご意向を最大限実現するために。


※この数社の社長様、場所時間はバラバラに同席したのですが、いわゆる「エエ社長さん」です。従業員数数名から30名様ほどの企業規模です。気を遣いすぎて、気にしはるんです。こういう経営者・社長のいる企業に在籍する社員様・従業員様がうらやましいです。


大阪社労士事務所

【大阪社労士事務所は、公的保険手続き・給与計算・就業規則・労務相談を行う、ごく普通の社会保険労務士事務所です。】

年次有給休暇の管理、有休の計画的付与制度の導入、働き方改革の支援、就業規則の変更・見直し、各種規程の策定も行っています。

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